ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン を見た話 (ネタバレ有り)
こんにちは。うさぎです。
今回から新しく何を書こうかと考えました。またアニメの記事を書こうとは決めていたのですが、どのアニメにしようか決められなかったのです。
しかし最近、短期間(3週間くらい?)で2周したアニメがあるので、それについて書こうと決めました!
それは、タイトルにもあるように、「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」です!!
とても有名なアニメですよね!
たくさんの悲しみややるせなさ、怒りを生んだ出来事もありましたが、1年前に映画も公開され、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
端的に言いますと、アニメはとても面白く、そして何度も感動させられました。
これからその感想を綴っていけたらと思います!
記事では作品の内容について扱っており、ネタバレも含みます。
以下、ご注意ください。
第1話 「愛してる」と自動手記人形
この作品の主人公は、作品名にもある通り、ヴァイオレットという少女です。
彼女は感情を持たない"道具"として、戦争で戦うために生きていました。
時は流れ、戦争は終わり、新たな時代が来ます。
戦争で負傷したヴァイオレットは病院にいました。
両袖からは銀色に光る義手が見えます。
一生懸命に、上官である「ギルベルト少佐」に報告書を書いています。
そこに元陸軍中佐のクラウディア・ホッジンズが現れます。
ホッジンズはギルベルトの代わりにヴァイオレットを迎えに来たのです。
2人はライデンシャフトリヒの首都、ライデンに行きます。
そこで、ヴァイオレットを引き取る予定だったエヴァ―ガーデン家に行きますが、そこの奥様と上手くいかずヴァイオレットはホッジンズの下で働くことになります。
ホッジンズはC.H郵便社という、"手紙の代筆"と"郵送"などを行う会社の社長でした。
そこで働き始めたヴァイオレットは"自動手記人形"という職業を知ります。
それは、依頼主の気持ちを言葉に代えて綴る仕事で、時には依頼主が胸の内に秘めた想いさえもすくい取るのです。
この仕事に就けば、少佐が残した言葉、「愛してる」の意味も分かるかもしれません。
「愛してる」が、知りたいのです。
初めてヴァイオレットが自分の意志を示しました。
と、簡単に話の内容を書いてみました。
しかしながら、絵がとっても美しいですね。
色調や光の描き方など、筆者は絵が描けないのであまり詳しいことは分からないのですが、本当に綺麗な絵です。
よく、写真みたいな絵を描かれるアニメーターさんもいらっしゃいますが、そういった絵もやはりリアリティがあって美しいと思うのですが、こちらは少し違った美しさがあります。絵として表した時の美しさ、みたいな...。上手いことは言えないのですが、細部までこだわられた丁寧な絵だと思います。
さて、この回の話は、ヴァイオレットが自動手記人形になりたい、という意志を示した部分で終わりました。
病院にいた頃、何度もギルベルト少佐の安否を尋ねていたそうですが、ホッジンズの反応を見る限り、恐らく無事ではないとうさぎは思いました。
隠し続けていましたが、バレるのも時間の問題かな...と。
そして何度も出てきた「命令」という言葉は、ヴァイオレットが意志を持たない人形であることを強く意識させました。基本的に軍人さんは、上からの命令がないと何もできないとは思うので、軍人の在り方としては正しいのかな...とも思いましたが...。私生活まで自分を押し殺すことはないのではないか、と思うので、やはりヴァイオレットは異質ですね。
さらに、少佐の最後のシーンが、何だかじんわりと涙が滲みました。
少佐は泣いていらしたし、しかも綺麗な笑顔で笑っているんですよ...!
まだ序盤も序盤なのに、少佐がヴァイオレットをどれほど考えているかが伝わってきたような、気がします。
一般論として、"普通"の暮らしができれば感情は最初から備わっていると思います。
ヴァイオレットの生い立ちはまだ分かりませんが、感情が無いということと、それを知ろうとしていくことを、どのようにアニメで表現していくのか見どころですね!
感情が無いから人の気持ちが理解できず、例えばエヴァ―ガーデン家の奥様に少しひどいことを言ってしまったり、お客様に、手紙に何を書きたいのかを入口で尋ねてしまったりと、前途多難でしょうが...。
今回はここで終わりにします!
読んでくださりありがとうございました!
はな
2021/09/01