こんにちは。うさぎです。
前回に引き続き書いて行きます!
現在、アニメの話一つに対して記事一つ、という形で書いておりますので、順当に進めば⑬までは行きますね!!
なっが...(笑)
では今回も気合を入れて頑張ります!
記事では本編の内容について扱っており、ネタバレを含みます。
以下、ご注意ください。
第2話 「戻ってこない」
C.H郵便社で働く自動手記人形<ドール>のエリカ・ブラウンには夢がありました。
夢中で読んだ小説のように、人の心を動かす言葉で手紙を書くことです。
しかし、現実との違いに思い悩んでいました。
そして新たに、ドールの仲間が加わります。
人形のように無表情な少女ーヴァイオレット・エヴァ―ガーデンです。
彼女が、人の思いを手紙にする「自動手記人形」の仕事に向いているとは誰も思えませんでした。
ヴァイオレットはカトレア・ボードレールという先輩ドールに指導を受け、タイプライターの使い方を習得します。
そして翌日から、ドールの仕事を見学していきます。
ある日、エリカとヴァイオレットしかいない時に代筆の依頼が来ます。
それは、想いを寄せてきた相手へ返す、"恋文"の代筆でした。
相手の言葉をそのまま受け取り、思ったこと、感じたことを率直に表現するヴァイオレットには、依頼人の「本当の気持ち」が分かりません。
そのため、ヴァイオレットが代筆した手紙に依頼人が怒り、郵便社には苦情が届いてしまいます。
ヴァイオレットはカトレアと会社を出て話をします。
カトレアは言います。
言葉には裏と表があるの
口に出したことが全てじゃないのよ
人の弱いところね
相手を試すことで、自分の存在を確認するの
裏腹よね
カトレアは苦情の対処に行き、ヴァイオレットは一人で会社に戻ります。
雨が降ってきました。
濡れながら帰ってきたヴァイオレットにエリカは尋ねました。
「どうして、この仕事がいいのよ?」
ヴァイオレットは答えます。
「たとえ向いていなくても、私はこの仕事を続けたいのです」
"愛してる"を知るために。
ヴァイオレットの強い眼差しは、エリカの夢を思い出させました。
雲間から光が差し込みます。
社内に戻った二人は、社長ともう一人のドール、アイリス・カナリーが、ヴァイオレットにドールの仕事を続けさせるべきか話し合っていました。
そこにエリカは割込み、今は依頼人の「本当の気持ち」が分からなくても、いつかきっと人の心に響く手紙が書けるはず、と説得します。
そして、自分もいつかーーと思います。
2話もなかなか衝撃なシーンがありました。
代筆の依頼を受けた時、まずいのでは...と思いましたが、案の定、まずかったですね。
ヴァイオレットの手紙の内容は正確には覚えていないのですが、「現時点で当方に好意はありません。また、そちらの愛情も金銭も不足していると考えるため、愛情および装飾品、贈答品を準備し再度の挑戦を求めます」みたいな感じでしたよね!!
報告書というか指令書というか...明らかに恋文ではないですよね...(笑)
人の気持ちが分からない、というのは、気持ちを表現することもこんなにも難しいのだと感じさせられました。
そしておそらく、ヴァイオレットの中にはまだ軍事的な表現や情報しかないのだと思います。これからもっと本を読んだり勉強したりしていかないと、そもそものデータベースが頭の中にないのでしょうね。
依頼人の女性は、本当は男性のことが好きで愛しているけれど、もっと自分を求めて欲しいから、安易に好きと言いたくない、という本心を隠していました。
ですが、依頼の時に伝えた言葉でヴァイオレットが理解できなかっただけで、多少気があるのかな、などは分かりそうなものです。
この先、やはり大丈夫なのかと心配になりました。
さらにカトレアの言葉、とても心に響きました。
言葉ではなく、その言葉に隠された心をみつけなくてはならないと。
なぜ人間が言葉を持ち、意思疎通ができるのか、考えたことがあります。
筆者は、人間が誰かと関わりを持って共に生きていく生き物だから、だと思っています。
それがなければ言葉なんて必要なかったでしょう。
言葉には、心で感じたことをそのまま表現する場合と、頭で考えてから表現する場合があると思います。
ケンカした時につい出てきてしまった「嫌い」、誰かに助けてもらいたいけれど「大丈夫だよ」みたいに、多分誰でも一回は経験があるのではないかと思います。
出てきた言葉は取り繕っている可能性がある、ということを考えて、言葉と、思いをすくわなくてははならない。
ドールは難しい職業でしょうが、とてもやりがいのある素敵な仕事でもあると思います。
ヴァイオレットの成長が楽しみですね。
そして、エリカもそんな手紙が書けたらいいですね。
最後に、不穏なタイトルが出てきます。
少佐はもう、「戻ってこない」と。
やはり...。
ヴァイオレットに伝えられる日は来るのでしょうか...。
今回はここで終了します。
読んでくださりありがとうございました。
はな
2021/09/02