うさぎの趣味のお部屋

月は好きだけど月に行きたいとは思わないうさぎ。

夏目友人帳 を見た話 (ネタバレ有り)

こんにちは。うさぎです。

今回は、とても長い期間に渡ってアニメシリーズが放送され続けているアニメについて書きたいと思います。

夏目友人帳」です!

長期間放送されているだけあって、現段階でアニメは6期まで、劇場アニメは2作公開されています。流石に、一話一話書いていたら途方もなく長くなってしまうと思うので、個人的にうさぎが書きたい回に限定しようと思います。

 

 

 

記事では本編の内容について扱っており、ネタバレも含みます。

以下、ご注意ください。

 

 

 

第5期 第5話 「結んではいけない」

 

夏目の友人、多軌は、祖父が陰陽師の真似事をしており、多軌自身は妖を目視することはできないものの、祖父の研究を継いで妖を見る陣を書くことができます。

以前、その陣を使って妖に呪われたため、恐怖や危険性で使う事を躊躇っていたものの、自宅に妖がいることを察した多軌は、陣で妖に会い、困っていた妖を助けます。

妖は恩返しをして、多軌には会わずに去って行きます。

夏目は妖の多軌に対する想いを知ります。

 

人と人ならざる者、関わり合うことがどれほど意味がないのかはもう分かることです。

妖は人間を食べることもできますし、人間自体をひどく憎んでいる妖も多いです。人間に対して好意的に接してくる妖はほぼ稀だと言って良いと思います。見えないのであれば、見えないという境界があり、境界のこちら側を守るだけで実害はありません。多少向こう側から何かされようと、その存在自体を知覚していないのですから問題はありません。しかしながら多軌の陣は、その境界を取り払うことができ、後に"禁術"であることが祓い屋の名取から明かされます。境界が無いことで、妖は多軌の優しさに触れてしまいました。生きる世界も時間も違うのに想いを持ってしまいました。妖はそれを分かっていたからこそ、想いを伝えることもなく、もう一度姿を見せることもなく、去って行きました。これがとても切なかったです。

多軌の陣を封じた人は優しいのだと、妖は言っていましたが、それはお互いに余計な関わり合いをしなければ、叶わない想いを知ることもないし、別れるつらさも知らない、という意味でしょうか。

優しい物語でした。EDの入り方も抜群でした。

 

 

これで終わります。

 

 

はな

 

 

 

2021/09/22