ギルガメシュ叙事詩 を読んだ話
こんにちは。うさぎです。
今回は、最近読んだ本についての感想を書きたいと思います。
なぜ、「ギルガメシュ叙事詩」を読もうと思ったのかと言いますと、まあご存知の通りFateの影響です。FGOではまってしまったからです。
出典があるなら読んでみようと思い立ち、たまたま手に取った本が少し古く、20年弱くらい前に出版された本を読んでみました。
結論から言いまして、非常に読みにくかったです...!
まずですね、その本は、楔形文字で書かれた粘土板を現代語に翻訳したもの、だそうで、普通に外国語の文学作品って翻訳家によって翻訳の仕方が変わるので、相性があるじゃないですか、それを抜きにしても楔形文字やアッカド語はまだまだ研究されていますし、やはり正確に訳せない部分もあって、意味は伝わるけど...もう少し解説が欲しい...と思ってしまいました。(うさぎの頭がいけない。) しかも文法うんぬんかんぬん言われても、知識のない一般人にはワカラナイ...。まあ知識をつければいい話ですけどね、突然友人が楔形文字を勉強してたらどう思います?心配しません?
話がそれました。次にですね、粘土板も完全な状態で今の今まで存在しているわけじゃないんですよね。つまり、欠損していて分からない部分があると。そればかりは仕方のないことで、もちろん想像や文中の雰囲気、前後とのつながりや他作品との解釈から、補充できる部分は補足されていました。ですが、あまりに大部分が欠損していて修復のしようがない、という部分も多々ありまして、時折話が分からなくなるのが残念でした。
以上が読みにくい理由です。
内容自体はとても面白いものです。エンキドゥもイシュタルもエレシュキガルもシドゥリも出てきます。ウルク万歳です。ただやはり、原典の人物像はゲームとは違いますね。恐怖を感じたギルガメシュをエンキドゥが励ます、というシーンがあったり、若返りの薬の探索で無理難題を提示されたとき、ギルガメシュなら何とか成し遂げそうなのにできなかったりするシーンもありました。
もう少し読みやすい本を探してまた読みたいです。
実は、アーサー王物語も何冊か読んだのですが、それはまた今度にします。
何にせよ、知らないことを知って、自分のなじみのない国や地域の歴史に触れるって面白いって思いました。
知識として持っていて損がないから読書は面白いです。
みなさんも、今年はぜひ読書の秋にしてみてください!!
読んでくださりありがとうございました。
はな
2021/09/25