神様になった日 を見た話 (ネタバレ有り)
こんにちは。うさぎです。
今回は、タイトル通り、アニメ「神様になった日」を見た感想を書いて行きたいと思います!
ネタバレを含みますのでご注意ください。
神様になった日は、原作・脚本が麻枝准さんの、「Angel Beats!」「Charlotte」に続くオリジナルアニメーション第3作になりますね。
シャーロットから長い間新作が出ていなかったので、とても期待されていたようですが、自分が調べた限りではかなり厳しい評価を受けている印象です…。
かくいううさぎは、たくさん笑ってたくさん泣いて、情緒不安定になりました。
結論から言って面白かったですし、素敵な作品だと思いました。
まあ感じ方は人それぞれですし、期待値が大きかっただけに残念だというのも分からなくないのですが、気にせず書いて行きたいと思います!
主人公の高校三年生の成神陽太は、大学受験のために勉強に勤しんでいたある日「全知の神・オーディン」と名乗る神秘的な服装をした少女と出会います。
少女は重大な予言をしました。
それは、「30日後に世界は終わる」というものでした。
そして、全知の能力にふさわしく、オーディンはたくさんの予言をしてはそれを的中させたり、陽太の周りの人の願いを叶えていきます。
オーディンは本名ではなく、佐藤ひなという名前だった少女は、陽太のたくさんの友人と一緒に夏休みの30日間を楽しく過ごしていきます。
実はひなは、「ロゴス症候群」という病気で歩くことも話すこともできませんでしたが、興梠博士というある研究者の元で劇的な回復をしていたことが判明します。
ひなの頭には、興梠博士が開発したチップ型量子コンピューターが埋められており、それがひなの活動を可能にしていました。
ひなや興梠博士のことを調べていたとある企業のCEOや、それの協力者の鈴木央人は、チップの破棄を決定しひなは捕まって連れて行かれてしまいます。
ひながいなくなった後、陽太たちは今までと変わらないように過ごしていましたが、央人の行動によってひなの現在を知ろうと動き出します。
ひなは、頭のチップを取り除かれ、言葉も運動能力も失った状態でサナトリウムにいました。
陽太はそこに潜入しひなを家に連れて帰ろうと頑張りますが、拒絶されてしまいます。
潜入がバレてしまい退所することになった日、ひなが陽太のことを呼び、二人は成神家へ帰ることができます。
それから、ひなの病気を治すことを陽太は決意して終わります。
ざっと書いてみましたが、全体的な内容はこのような感じで、一緒に遊んでいる所や、それぞれの登場人物の話などに焦点が当てられて細かく描かれていました。
まずうさぎ的に印象深かったのは、第2話です。
陽太は同級生で幼なじみの伊座波 杏子に想いを寄せていますが、告白、というか遠回しにそれとなく伝えているというか、とにかくいつも当たって砕けていますよね。
ひなが陽太と伊座波さんをくっつけようと奮闘するのがこの回で、映画のワンシーンに合わせて何度も想いを伝えようと頑張ります。
宇宙飛行士か何かの映画の設定で、今からロケットに乗って出発すると言った時に、ロケットはどこにあるの?とか、戻ってくるまで待ってないといけないの?とか、何度も「出発だ」を繰り返す陽太の父親に、お父さんはそれしか言えないの?とかマジレスするんですよ!
これが本当にシュールで面白くてですね、ツッコミどころが満載なのに父親も巻き込んで真面目にやっている感じがもう、お腹が痛かったです。
それと、ボクシングの映画の設定で、陽太と父親と、陽太の親友の国宝 阿修羅の3人で演じるシーンがもうお腹を抱えて大笑いしました。
「イザナミサーン!」って陽太が何度も繰り返すんです。伊座波さんに毎度何も伝わってないんですよ!だから、もう帰っていいかしら?とか、お父さんは暇なの?とか言うんですけど、それもすっごい面白かったです。
あと、効果音は口で言うのね、と思いました(笑)
そして、ひなが「失敗じゃ!」って言うのが可愛いのと面白いのとで、前半はずっとお腹がよじれるくらい笑いました。
後半は、伊座波さんが音響監督を目指しているというのを見抜いたひなが、楽器店のピアノで一生懸命作曲して、それを陽太が練習して伊座波さんの前で披露するというシーンでした。
ひなが作曲した曲はのちの「夏凪ぎ」という曲になっていますが、本当に素敵な曲でした。陽太が途中で上手く弾けなくなりますが、そこに伊座波さんが入ってきて代わりに弾いてくれますね。そのシーンがとっても綺麗で、音楽も綺麗で、この作品を全部通した中でも一番印象に残っているかもしれません。
優しい曲調で、ひなの心の中はこんな感じなのかな、この曲みたいに穏やかな時間が流れているのかなって思いました。
告白することはできませんでしたが、そこが陽太らしいですね!
長くなってしまいました!
読んでくださり、ありがとうございました。
はな
2022/02/09