Angel Beats! のEDについて考えてみた話 (ネタバレ有り)
こんにちは。うさぎです。
まず、前回の記事をどうぞ。
そして今回は、EDについて感想を書いてみようと思います!
つまらない話ですが、良ければ読んでくださ~い!
記事では物語の内容について扱っており、ネタバレを含みますのでご注意ください。
うさぎは、EDの多田葵さんが歌われた「Brave Song」を、仲村ゆりことゆりっぺの曲だと思っています。確かEDの映像では、最初はゆりっぺから始まったような気がします。そしてだんだん、仲間が増えていったと思います。
いつもひとりで歩いてた 振り返るとみんなは遠く
それでもあたしは歩いた それが強さだった
もう何も恐くない そう呟いてみせる
ゆりっぺは"死んだ世界戦線"のリーダーであり創設者でした。学園で、天使や神に対する反抗を何十年も続けていたとありました。
リーダーとして戦線メンバーを引っ張っていくゆりっぺは、周りと対等に付き合っているようで孤独だったと思います。当初は、目的のためなら仲間に被害があっても構わない、といった姿勢を見せたこともあり、序盤はやはり、他のメンバーとは違っていたと思います。そして、そういったことを考えたり実践できるからこそ、ゆりっぺは強かったですね。前世で全てを失ったゆりっぺに、恐いものはなかったでしょう。
いつか人は一人になって 思い出の中に生きてくだけ
孤独さえ愛し笑ってられるように あたしは戦うんだ
涙なんて見せないんだ
ゆりっぺは30分で全てを失い、一人になってしまいました。それからずっと、その時の記憶や楽しかった思い出を胸に、生前も学園も生きていたと思います。全部忘れて転生し、一人じゃなくなるよりも、それを拒んで思い出と共に一人で生きて行こうと決めて、戦い続けていました。涙を見せたのは最後だけでしたね。
いつもひとりで歩いてた 行く先には崖が待ってた
それでもあたしは歩いた 強さの証明のため
吹き付ける強い風 汗でシャツが張りつく
いつか忘れてしまえるなら 生きることそれはたやすいもの
忘却の彼方へと落ちていくなら それは逃げることだろう
生きた意味すら消えるだろう
オペレーションを重ねていく度、天使は進化したと思いますし、危険なことも増えていったと思います。
全て忘れて転生することは逃げること、それは簡単だけれど、自分が成してきたこと、家族のために頑張ったこともなくなってしまうだろう。それだけはダメだと、自分だけでも覚えていないと、と思っていたのではないでしょうか。その重いを糧にしていたから強かったのだと思います。
風はやがて凪いでた 汗も乾いて
お腹が空いてきたな 何かあったっけ
賑やかな声と共にいい匂いがやってきた
これは、一般学生から食券を巻き上げたオペレーションを思い出しますね。あれだけ巻き上げておきながら、一人一枚だけしか使わない、というのが素敵でした。
いつもひとりで歩いてた みんなが待っていた
いつか人は一人になって 思い出の中に生きてくだけ
それでもいい 安らかなこの気持ちは それを仲間と呼ぶんだ
いつかみんなと過ごした日々も忘れてどこかで生きてるよ
その時はもう強くなんかないよ
普通の女の子の弱さで涙を零すよ
ゆりっぺは孤独であったかもしれません。しかし、周りに仲間がたくさんいました。いつも仲間はついてきてくれました。転生したらきっと、すべて忘れてしまうかもしれない、その時はもう学園や戦線の時の強さはないけれど、普通に生きているよ、ということですね。
ゆりっぺは最強で勇気がありました。それほどの想いを抱えていました。最後は未練をなくして消えました。それがとても表現された歌だったと思います。
OPもEDも本当に最高の歌でしたね!
では、ここで終わります。
読んでくださりありがとうございました。
はな
2021/09/16