うさぎの趣味のお部屋

月は好きだけど月に行きたいとは思わないうさぎ。

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン を見た話③ (ネタバレ有り)

こんにちは。うさぎです。

第③回、第3話ですが、気合を入れて書いて行きたいと思います!

htmt167.hatenablog.jp

htmt167.hatenablog.jp

 

記事を書くついでに、次の記事に何を書くか考えて行かなければ...!と思います!

今の所、FGOについて一つは書いておきたいなと思っているので、書いたらぜひのぞいていただければと思います!!

 

 

記事では本編の内容について扱っており、ネタバレも含みます。

以下、ご注意ください。

 

 

 

第3話 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」

 

良きドールは、相手が話している言葉から、伝えたい本当の心をすくい上げて「手紙」にします。

それは、自動手記人形にとって何よりも大切で、何よりも難しいことなのです。

 

初めての代筆の依頼が大変なものに終わってしまった後、エリカの計らいでヴァイオレットはドールを続けられることになりました。

周りの勧めでヴァイオレットは、アイリスも通っていた自動手記人形の養成学校に通うことになります。

 

同じく養成学校に通うルクリア・モールバラは、そこで軍人のように振舞う、変わった少女、ヴァイオレットと出会いました。

 

ヴァイオレットはタイピングが正確で速く、学科の成績も常に優秀でした。

しかし、ある授業で二人一組でペアになり、お互いの代筆を行った時、ヴァイオレットが代筆したルクリアの両親への手紙は、「手紙」と呼べるものではありませんでした。

同じくして、ルクリアが代筆したヴァイオレットの手紙にも、ヴァイオレットは気持ちを表現することができず、いつもの報告書のようになってしまうのでした。

 

ヴァイオレットには、「愛してる」も、自分の気持ちですらも分かりませんでした。

 

心を伝えるのは難しい、と呟いたルクリアにも、本当に気持ちを伝えたい人がいました。

それは、戦争から帰還して変わり果ててしまった、兄のスペンサー・モールバラでした。

元軍人のスペンサーは、両親を敵国の攻撃から守れなかったことを、ずっと悔やみ続けているのでした。

 

そして時間が経ち、養成学校の卒業生が選ばれます。

ルクリアは選ばれたものの、ヴァイオレットは選ばれませんでした。

卒業生には、卒業の証としてブローチが贈られました。

 

ある日、ルクリアは学校に来て、ヴァイオレットにもう一度少佐への手紙を書くよう勧めます。

ですが、時間が経ってもヴァイオレットは気持ちを表すことができません。

ルクリアは、ずっと伝えられずにいた、残されたたった一人の家族への、本当の想いを口にします。

本当は...本当はただ...

生きててくれるだけで嬉しいの...

ありがとうって伝えたいだけなのに...

ずっと...言えない...

 

引用:ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン ルクリア・モールバラ

ヴァイオレットはルクリアの想いを綴り、スペンサーに届けます。

それは、任務でも課題でもなく、ヴァイオレットが代筆した、短いけれど心のこもった「手紙」でした。

 

後日、この手紙を読んだルクリアと養成学校の先生が、ヴァイオレットに卒業を言い渡し、ブローチを贈ります。

 

ドールにとって一番大切なことを知ったヴァイオレットは、ドールとしての一歩を踏み出すのでした。

 

 

3話も感動する部分がありました。

ルクリアが、ライデンを見下ろすことができる塔のような所に連れて行ってくれるシーンです。

そこからの景色は圧巻でしたね。とても美しかったです。

そして少佐の、ライデンの景色を見て欲しかった、という言葉が響きます。

ヴァイオレットは何か感じ取ることができたのでしょうか。

夕焼けなんてここ何年か見ていない気がします。自由に外で遊べる日が来たら、夕焼けを見たいと思いました。

養成学校では、やはり苦労していましたね。

まだ報告書じみた手紙しか書くことができませんでした。ルクリアの両親宛ての手紙も「久しぶりですが、伝えるべきこと、伝えたいことはありません。一緒に行きたい場所も思いつきません。現在学校で鋭意努力中ですので、くれぐれも心配なきよう」みたいな感じでした...。しかも、今回は、ヴァイオレット自身のことについても分かりましたね。人の想いも分からないが、自分の想いも分からないと。"他人の気持ちが理解できないのか"、なんていうセリフはよく耳にしますが、ヴァイオレットの場合はそう単純じゃないですね。自分のことが分からないのだから、他人の気持ちが分からなくて当然のようです。その前に、感情が無いので、その部分も何とかしなければなりませんね。

ですが今回、最後には、手紙を書くことができました!!正真正銘の、「手紙」です!!素晴らしかったですね!!感動しましたよ!!

まだ未熟な部分はあると思いますが、これからより成長していってくれるのでしょうね。いつか、少佐にも、自分の想いを手紙に書けると良いですね...。

ルクリアのお兄さんは、サバイバーズ・ギルトのような感じなのでしょうね。戦争なんて、責任がどこに生じるか分かったものじゃないと思います。軍人なら上の命令に従う他ないですし。ですが、両親を守ることができなかったことを悔やんでいる...悲しい話です。戦争で得をすることは果たしてあるのでしょうか。あんなに素敵なお兄さんが豹変してしまって、ルクリアも相当つらかったと思います。2人で一緒に塔から景色を見るシーンが心に残っています。

 

 

今回はここまでにします。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

はな

 

 

 

2021/09/03