うさぎの趣味のお部屋

月は好きだけど月に行きたいとは思わないうさぎ。

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン を見た話⑨ (ネタバレ有り)

こんにちは。うさぎです。

前回に続いて、張り切っていきます!

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ですが、前回から心ははち切れそうです...。

頑張ります。

 

 

 

記事では本編の内容について扱い、ネタバレも含みます。

以下、ご注意ください。

 

 

 

第9話 「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」

 

インテンス奪還作戦中、ギルベルトは敵の銃弾を受け、致命傷を負います。

動けなくなったギルベルトを連れてヴァイオレットは逃げようとします。

その時、さらに攻撃を受け、両腕は、銃撃と手りゅう弾で失われてしまいました。

ギルベルトが何度逃げろと告げようとも、ヴァイオレットはその場を離れようとしません。

絶対に死なせない、とギルベルトの服を歯で噛んで引きずって行こうとします。

もうやめてくれ、とギルベルトは言います。

 

ギルベルトはヴァイオレットに微笑みかけます。

「生きて、自由になりなさい。心から......愛してる」

ですが、ヴァイオレットには言葉の意味が理解できません。そして、悲痛に訴えるのでした。

「私......わかりません、少佐。「あい」ってなんですか......?」

 

敗北を悟った敵軍は自らの総本部であるインテンスを砲撃しました。

崩壊する大聖堂の中に残された二人は、瓦礫の中へ消えていきました。

 

ヴァイオレットはギルベルトが無事だと信じていました。

しかし、真実は違ったのです。

瓦礫の中からギルベルトが見つかることはなく、未帰還兵として処理され、墓が建てられていました。

ホッジンズは、瓦礫のインテンスに立ち尽くすヴァイオレットを連れて、C.H郵便社へと帰ります。

覚悟を決めて真実を告げたホッジンズは、ヴァイオレットが自らの力で、過去を乗り越えるしかないと考えていました。

 

このまま自動手記人形でいてもいいのか、生きていていいのか...

それから、しばらくヴァイオレットは部屋に籠り続けました。

 

そこへ配達員のローランドが手紙を届けにやって来ます。

差出人はアイリスとエリカでした。ヴァイオレットが初めてもらった手紙でした。

夜遅くまで配達を行っていることに疑問を感じたヴァイオレットが尋ねると、ローランドは新人の配達員が配達しきれず手紙を捨ててしまったのだと言います。ヴァイオレットはローランドの仕事を手伝い、市内の家々に手紙を届けます。

配達をしながら、どの手紙にも誰かの大切な思いが詰まっていると感じます。

そして、届かなくてよい手紙などないのだと、知ります。

 

ヴァイオレットが部屋に籠っている間、代筆の指名がヴァイオレットに入っていました。

それは、ヴァイオレットが最初に手紙を代筆して渡した、ルクリアの兄からの依頼でした。

ヴァイオレットは今は仕事ができないと他のドールは説明しますが、スペンサーはどうしてもヴァイオレットに書いて欲しいと言ったのでした。

 

ヴァイオレットは配達の手伝いをした後日、スペンサーの代筆に向かいます。スペンサーは、ルクリアからの手紙をもらって以来、生活を改め、仕事も決まったのだと話します。そしてルクリアに感謝の手紙を出したいと依頼しました。

 

スペンサーの依頼を終えた後、街を歩きながらヴァイオレットは会社に戻ります。

道中、新聞記事を見かけ、そこに公開恋文で結ばれたシャルロッテとダミアンの記事を見つけます。壁に目をやると、戯曲家オスカーの新作である、オリーブの物語の広告が出ています。花屋では、アイリスの花が咲いています。

 

ヴァイオレットは急いで会社に戻り、ホッジンズに会います。

社長の仰る通り

私はたくさんの火傷をしていました...

良いのでしょうか...

私は...自動手記人形でいて...

良いのでしょうか...

生きて...生きていて...

良いのでしょうか...

 

引用:ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 9話 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン

こう訴えると、ホッジンズは言います。

してきたことは消せない。

でも...でも!

君が自動手記人形としてやってきたことも消えないんだよ。

ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン!

 

引用:ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 9話 クラウディア・ホッジンズ

ヴァイオレットが多くの人の命を奪ったという事実は決して消えません。

しかし、その手が手紙を書き、多くの命を救ってきたという事実も決して消えることはないのです。

 

ギルベルトがつけた「ヴァイオレット」という名前。

その名にふさわしい人になるように、ヴァイオレットは再び歩き始めたのでした。

 

 

 

この回はもう語りつくせないくらい素晴らしい部分が多く、うさぎの心もキャパオーバーですよ!!涙腺がぁ...!

戦争中は、ヴァイオレットは感情がほぼなく、愛も分かりませんでした。少佐の告白も届かず、それでも少佐を失いたくない、という気持ちだけは大きく、何としてでも助けようとしていました。そこがすごくつらかったです。両腕を失ってもなお、自分の生き死にはすでに眼中になくただ少佐の無事だけを考える、それがギルベルトにとってはどれほどつらくもあったのだろうかと思います。ギルベルトは、恐らくここが最期だろうと感じて気持ちを伝えたのですね。瓦礫の直撃を受けるシーンではヴァイオレットを庇ったように見て取れます。ヴァイオレットはそれで助かったわけでもありますから、ギルベルトは本当に愛していたのだと思います。ヴァイオレットも気持ちや言葉の意味は分からなくても、ギルベルトのことを愛していたのだと感じます。ひどい戦争でした。

悩み苦しんだヴァイオレットは、自分で自分の首を絞めて死のうとします。その時の演技が素晴らしかったです。圧巻でした。それだけ思い詰めていたのだと分かります。今まで感情がなく、人の痛みや苦しみも分からなかったヴァイオレットですが、それらを少しずつ得たことによって、自分のしてきたことの重大さと責任に気づき、押しつぶされそうになっていました。ヴァイオレットが成長してきたことの証であり、これからどのような選択をするかの重要なポイントでもあったと思います。

アイリスとエリカの手紙、そして配達作業で自分の仕事の重要性に気づきます。

うさぎは、ルクリアの兄のスペンサーが、ヴァイオレットに書いてほしい、と言った部分がとても感動しました。人を殺す以外で必要とされなかったヴァイオレットが、初めて意志を持って選んだことで誰かに認められ、必要とされました。ヴァイオレットが選択して行動してきたことが間違っていなかったのだと思わされるシーンでした。

スペンサーの依頼を終えた後、ヴァイオレットのしてきた仕事の結果が全て映るシーンは、本当に感動しました。素晴らしい演出でした。そして、そこで流れていた結城アイラさんのBelieve in ...という曲にも感動して、涙が滲みました。

これまでしてきたこと以上に、ドールとして働くことが何よりも重要だと、分かったシーンでした。

 

さて、次回は伝説の回ですね。頑張ります!

 

 

ここで終わります。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

 

はな

 

 

 

2021/09/09