ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン を見た話⑫ (ネタバレ有り)
こんにちは。うさぎです。
もう第⑫回まで来ましたね。
今回を入れて残り2話です!
気合を入れて書いて行きます~!
記事では本編の内容について扱っており、ネタバレも含みます。
以下、ご注意ください。
第12話
大陸の南北をつなぐ大陸縦断鉄道。
平和の象徴として完成したこの鉄道を使って、ライデンシャフトリヒとガルダリク帝国が和平書簡を交わします。
C.H郵便社から、条約文書を代筆するカトレアとその護衛のベネディクトが同行することになりました。
和平反対派は鉄道の破壊を目論み、それを阻止するために軍ではディートフリートの部隊が招集されました。
一方ヴァイオレットは、エイダンの故郷に手紙を届けた帰り道で飛行機から不審な煙を目撃します。
それは和平反対派による破壊活動の痕跡でした。
不穏な空気を感じ、機関車の停車場所に降り立ったヴァイオレットは、カトレアたちと遭遇します。
この時、すでに車両には敵兵が潜入していました。
会社に戻るように言われたヴァイオレットは、戻らず作戦に参加すると言って聞きません。
そのため、ヴァイオレットも依頼に同行することになりました。
ギルベルトの兄、ディートフリート・ブーゲンビリアは、ヴァイオレットを激しく嫌悪します。
「貴様は道具だ。俺が敵を皆殺しにしろと命じたら、平然と殺すんだろぅ?」
しかし、ヴァイオレットは不殺を訴え、ディートフリートが差し出した武器を拒否します。
自分の知らないヴァイオレットの姿、ディートフリートは、その変化を認めたくありませんでした。
書簡を交換する外交大使を護るため、車内で戦闘になってしまいます。
ヴァイオレットは素手で敵に応戦します。
反対派を率いるメルクロフ准将は、ヴァイオレットが「ライデンシャフトリヒの戦闘人形」だと気づき、憎しみを露わにします。
次々とヴァイオレットに敵兵は襲い掛かります。
エメラルドのブローチを奪われ、敵に捕らわれてしまいました。
ヴァイオレットは、メルクロフ准将の手中にあるブローチを見つめ、ギルベルトの瞳を思い出します。
メルクロフ准将がヴァイオレットに向かってサーベルを振り上げた瞬間、銃を構えた男がサーベルを撃ち落とします。
それは、ディートフリートでした。
ディートフリートは、ギルベルトを守れなかったヴァイオレットのことを憎んでいました。
「お前がギルを殺したんだ。だからお前も死んでしまえ!!」
ディートフリートの言葉が胸に突き刺さったヴァイオレットは、それでも言い返します。
「少佐は、それでも生きろとおっしゃったのです」
その時、ライフル銃の弾丸が放たれ、ヴァイオレットはディートフリートの前に飛び出しました。
12話、これからまた戦争が始まるか、始まらないかの瀬戸際で奮闘しますね。
ディートフリートは、ヴァイオレットがあの頃と変わったとは認めたくないと、ひどく責めますし、傷つけるようなことを言います。弟の死を乗り越えることがまだできていないのは、ヴァイオレットと同じですね。ギルベルト・ブーゲンビリアという存在が、どれほど周りに重要だったか、どのような存在であったか、というのが毎回伝わってきます。
さて、ヴァイオレットは一度、ディートフリートに対して「命令を」と言ってしまいます。そのことから、まだ命令がなければだめなのかと言われてしまいます。これは想像ですが、軍人である以上は上の命令が必要になりますし、ヴァイオレットは"元"軍人だったので、癖で言ってしまったのだと思います。ですが、無意識の内に言ってしまったとも考えられるので、まだヴァイオレットの根底にはぬぐい切れない何かが残っているのだと思います。その後、命令は必要ない、もう人を殺さない、と自分の意志を主張しました。そこはやはり成長だと思います。
そしてカトレアの、戦争なしでは生きて行けない人もいる、という言葉が心に残っています(今回ではなかったらすみません...)。それはその人の誇りや正義が関係してくるのでしょう。次回、最終回の展開に注目ですね。
いつかディートフリートとも和解できる日が来ればよいのでしょうが...厳しそうですね。
今回はここで終了します。
読んでくださりありがとうございました。
はな
2021/09/12